情報デザインフィールドでの2年間は、たくさんの人や価値観と出会い、自分自身と向き合う時間です。私とあなたは考え方が違う、好きなことも違う。だけど違っていい。大切なことは私も他者も認めること。「今より、より良い状況に変化させていく思考力」を身につけるために、私を学び(人間力)、他者との関わり(コミュニケーション力)を学ぶ。その過程で、あなたのままで認められる心が育つ。人とひとをつなぐ人に、企業や地域の魅力を伝えられる人に。自分の得意を最大限に活かして、その思いを形にできる2年間を共に過ごしましょう。
地域課題に取り組む現場での体験学修により、実践力を養います。
企業や自治体の魅力を的確に伝えるための表現技法を学びます。
多様な価値観や組織を理解することで、学生自身の視野を広げます。
少人数のフィールドのため、学生一人ひとりの進路に合わせた個別対応を行います。担当者と共に2年間の学生活動を振り返り、成長過程を言語化するサポートや、実務家教員による企業目線でのアドバイスも受けられます。
通常2年間の短期大学の課程を3〜6年かけて、ゆっくりと学ぶことができる制度です。学ぶ内容や取得資格は一般の学生と同じで、学費についても過度な負担とならないよう配慮されています。
筑後市をはじめ、近隣自治体や企業の魅力を探究し、課題解決に向けたアイデアを提案します。実際に現地に赴き、取材や聞き取りを行い、市役所や企業の社会人との交流を通してキャリアの幅を広げます。
地域や企業の魅力を他者に伝える道具(ツール)として、動画、文書、SNS活用など様々なコンテンツが存在します。誰に、どのような内容を、どんな方法で伝えることが効果的かを学びます。授業では実際に制作することで実践力を養います。
今社会では「デジタル活用力、AI活用能力」が求められています。本フィールドではこれらを入門として学びます。基礎的な学びを通して、社会でも対応できる力を身につけます。
図書館が情報提供機関として社会的な役割を果たすため、従来のサービスに加え、新たな視点が求められています。図書館サービス活性化に向けて総合的に学びます。
社会で必要な実践的なマナーを学びます。電話対応やメールでのやり取りにおけるマナーを学び、「秘書技能検定」の資格取得を目指します。本フィールドの学びは社会人と接する機会も多く、必要なスキルが身につきます。
学外での学びを通して、卒業後の出口への意識が高まる1年次の2月にインターンシップを行います。地域企業での社会体験や魅力探求、課題解決アイデアを測ることで、キャリアの視野が広がります。
社会教育士は文部科学省が認定する「称号」です。地域の思いに寄り添った長期的な地域づくりのビジョンを持ち、地域活動や市民活動が持続的に展開していく支援を行います。
図書館に置かれる専門的職員として、都道府県や市町村の公共図書館等で図書館資料の選択、発注や受入れ、貸出などの業務を行います。また、小・中・高等学校の図書館で働く司書は「学校司書」といいます。
情報と人をつなぐ図書館の専門職である司書。信頼のおける情報を提供するプロフェッショナルとして、コミュニケーション能力と表現力を持った司書を目指します。
司書に求められる素質は、本が好きであることはもちろん、人が好きであることこそ欠かせません。必要なのは、専門的知識や技術の修得だけではなく、人の話をきちんと聞いて対話できるコミュニケーション力と、多様な情報に敏感に反応できる力。「自分から率先して人のために何かしてあげたい」と思える気持ちが大切です。「情報司書コース」では、本を使ったボランティアを通して地域とも関わりながら、地域コミュニティとしての図書館を考え、社会に貢献できる司書を目指します。
これからの司書は、多様な情報源から利用者が必要としている情報を的確に伝える力が求められます。その学びの中心となるのが図書館です。本学には9万冊以上の蔵書を誇る図書館があり、司書を目指す学びの場として最適な環境です。また、豊富な図書館資料を使う授業もあり、情報を「収集」「分析」「加工」「表現」する情報活用能力の養成に力を入れています。
少人数制のコースなので、教員と学生の距離が近いところも魅力です。質問や疑問に対する個人指導や、人前で発表する場合は、学生自身が納得し、自信を持ってできるまできめ細かな指導をしています。
「つながり」があれば、あなたの世界と視野はもっと広がります。学外での学びを通して、社会とのつながりや他者理解が人間的成長を促し、将来について考える2年間を過ごします。
人と人、地域と企業、人と地域のつながりをデザインすることは、自分自身の生き方をデザインすることにもつながります。ここからの2年間、私たち教員は学生に伴走しながら、社会の生き方を共に学びます。失敗しても、うまくいかなくても大丈夫。経験が何よりもあなたの財産になります。将来についても、この2年間で自分がどんな仕事をしたいと思うのか。いろんな人に出会ったり、経験をしたりしながら決めればいいと考えています。
「つながりデザインコース」では、地域や企業とのつながりを育む学修を実践。教室で行う机上の学びでなく、学外に飛び出し、現地の社会人の話や地域の魅力に触れます。そして、それらを表現するために動画やスライド資料を作成し、地域や企業に向けてプレゼンテーションを行います。自分が見て感じて考えたこと、思ったことを言葉にして他者に伝える経験。それは、きっとあなたが社会を生きる自信の糧になるはずです。魅力を表現する力や課題を解決する力こそが今、地域や企業が求めている力です。
少自分の考えを言葉や文字で他者に伝えるのは難しいものです。仕事を進めるうえで、生成AIの活用は多くの業界で求められ、理解と運用の知識が欠かせません。コースで学ぶ課題解決の手法や進め方は、自分の考えを言語化することから始まります。これは生成AIに指示を出すプロンプト※そのものであり、これからの社会で必要な力だといえるでしょう。
※プロンプトとは、「促す」「指示する」といった意味のIT用語で、生成AIの領域ではAIに与える「指示や質問」を指す。
Excel、Word、PowerPointなどのオフィスツールやドキュメント、スプレッドシートを使用するGoogleツールなど、現場社会で活用されるパソコンスキルを一から学べます。また、習得状況によって、自信につながる各種資格取得の他、簿記検定やITパスポートなどの資格にもチャレンジできる環境があります。
社会経験を積むことで、入学時に思い描いていたキャリアや卒業後の姿が変化することは当然です。経験しながら、本当に自分がやりたいことを探す2年間でもあります。就職や進学相談は、コース担当教員が一人ひとりと伴走しながら出口支援に取り組みます。少人数制のコースだからこそできる学生支援です。