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建学の精神「本学の願い」

本学は、親鸞聖人が浄土真宗の名をもって明らかにされた仏教の精神にもとづき、 自他への人間的自覚をうながし、真に自主的かつ社会的な人材の育成をはかることを教育の本旨とする。

人生の主体者となる

自主的かつ社会的な人格の形成は、この人生が、自分にとって一度だけの、 かけがえのない人生であることの目覚めから始まる。 いま、自身としてあたえられているいのちに厳粛な感動をおぼえるとき、 人は、人生の傍観者であることをやめて、人生の責任ある主体者へと生まれかわる。

本学は、そのような主体者を生み出す場となることを願いとする。

共に歴史と世界を生きる

いのちは、自分の思いに先立ってあたえられ、鼓動していた。 この事実は、いのちが、人の自意識をこえた深さと豊かさをひめていることを物語る。 いいかえれば、一人のいのちに人類・民族の歴史がやどり、 一人のいのちが、人間はもとより、 いっさいの生物・自然におよぶ世界と関わりあっているのである。 したがって、自分の人生の主体者となるとは、いのちを私有化し、 恣意的に人生を生きることではけっしてない。逆に、より根源的に、 自身にまでとどいている歴史と世界に眼をひらき、 その課題を担って生きる者となることを意味する。 それはまた、他者との出会いを通して自己をたしかめ、 他者と共に生きようとすることでもある。

本学は、そのような、共に歩む者としての場をひらき、 確保することを願いとするものである。

問いを学ぶ

歴史と世界の課題を共に生きようとする者にとって、なによりも学びが重視されねばならない。 学問とは、文字どおり問いを学ぶことである。 もとより先人の残された答えをあとづけることなしに、 学びはなりたたない。ただ、そのことに終始するならば、 たんなる先人の模倣者となるにすぎず、真に主体的な生活者となることはできない。

本学における学びは、どのような些細な疑問、なにげない問いもみすごさず、 それを共にたずね深めていく歩みとなることを願いとする。




本学が志向する教育は、教える側と教えられる側とが、人生を共に生きる者として、 平等に出会うことによってのみ成立する。したがって、本学は教職員・学生すべての構成員において、 本学がそうした出会いの場として機能することを根本の願いとするものである。

 建学の精神「本学の願い」
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