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九州大谷短期大学 大学紹介 人間の基礎-人間学

人間学

人間学とは、文字どおり「人間」を「学」ぶ、本学のすべての学びの基軸となる学びです。私たちは、自分自身で自分自身を知ることはできません。例えば、あなたはあなた自身を自分の眼で見ることができるでしょうか? そのようなとき、私たちは鏡を通して自分を見ることになります。それと同様に、人間が人間を学ぶためには、人間を写す鏡が必要なのです。本学に学ぶ者(学生・教職員)にとって、その鏡とは、「本学の願い」にあらわされた建学の精神、「浄土真宗」です。建学の精神を通して、今まで気づきもしなかった自分自身と出遇い、そして周りの人々(他者)を発見するのです。自分自身とまわりを見出し、受け容れたとき、私たちは、たとえどのような境遇にあろうとも、勇気と情熱をもって歩みはじめることができるのです。

そんなはつらつとした人間を生み出す場として、「人間学」は次の4つの時間によって構成されています。

①御命日勤行・大学報恩講
月1回の御命日勤行(ごめいにちごんぎよう)および12月の大学報恩講(だいがくほうおんこう)では、本学に関わる全ての者が集い、建学の精神に自分自身を学びます。如来の本願(ほんがん)に出遇い、人間を見いだし、人間の課題に生きられた親鸞聖人(しんらんしようにん)の出遇いと感動のうた、「正信偈(しようしんげ)」をおつとめし讃歌を唱和します。また、学生・教職員の代表が感話を行ない、教員の代表が「本学の願い」をテーマに講話を行います。

②人間学講義
私たちに先立ってさまざまな問題に苦悩され、それをとおして自らを問い、生きる勇気と情熱を見出していかれた先輩方の歩みと出遇い、現代社会に人間として生きていく課題を学びます。

③仏教讃歌講義
人生には、私たちの思いに先立って、私たちに呼びかけ、育てつづけてくださっているはたらきがあります。それを「仏陀(ブツダ)(正覚者)」としていただいた人々は、そのはたらきに感謝し、そのはたらきを讃(たた)えるたくさんの「うた」を私たちに伝えてくださいました。それが仏教讃歌といわれます。私たちは仏教讃歌を唱和することをとおして、人間としての輝きとぬくもりを改めて発見することでしょう。

④人間学座談
御命日勤行(ごめいにちごんぎよう)・大学報恩講(だいがくほうおんこう)で作成した感想文を素材として、前・後期の最後のまとめの時間にクラス単位で座談を行います。クラス担任の先生も座談メンバーの一人です。みんなの声にじっと耳を澄ます中で、私の課題・私たちの課題を見出す時間です。

大学報恩講

宗祖(しゅうそ)親鸞聖人(しんらんしょうにん)のご生涯は、人と生まれた意義と生きる課題を明らかにされた歩みでした。宗祖の没後、その教えに出遇(であ)った人々は、仏陀(ブツダ)(正覚者)のご恩(おん)、宗祖のご恩(おん)を確認しこたえるために集いをもち、報恩講(ほうおんこう)として、今日に至るまで津々浦々でおつとめされています。本学において最も大切な行事です。

御命日勤行

宗祖親鸞聖人の御命日を縁として、毎月全学で御命日勤行(ごめいにちごんぎょう)を勤めています。私たちが生きる上で忘れてはならない「いのちの課題」を、仏陀(ブツダ)(正覚者)の教えに共に学び遇う「いのちの日」であります。

〈次第〉 時間:14:40~15:35  会場:大谷講堂

時 間 内 容
14:30~14:40 入場
①(黙念の時)
② 開会(総礼)
14:42 ③ 讃歌 「三帰依」/「真宗宗歌」
14:45 ④ 勤行 正信偈(同朋奉讃式)
 宗祖親鸞聖人が著された「正信偈(しようしんげ)」は、仏陀(ブツダ)(正覚者)の願いに出遇い、わが身に気づき、生きる勇気と希望をたたえた歌です。耳をすませ、一人になって唱和してみてください。
15:00 ⑤ 感話 学生・教職員
  学生および教職員の代表が「出遇い」をテーマに感話をします。
15:05 ⑥ 讃歌 「回向」
15:10 ⑦ 講話 教員
 教員が、「本学の願い」をテーマに講話をします。
15:30 ⑧ 大学歌「ひとつの道に」/逍遥歌「新しかいのち」
⑨ 讃歌  「恩徳讃(おんどくさん)Ⅰ」/「恩徳讃(おんどくさん)Ⅱ」
15:35 ⑩ 閉会(総礼)
15:40~16:10 各クラスで「人間学ノート」を記入
御命日勤行を通して感じたこと、考えたことをまとめます。
(次第、内容等は変更になる場合があります。)

御命日勤行1 御命日勤行2 御命日勤行3 御命日勤行4

感話について

1.感話とは
感話とは、自分の体験を通して、自分自身が感じたことを、出来るだけ素直な言葉で、みんなの前で語ること。誰でもない、自分自身のことを語るのです。それはもしかすると、普段は「あまり話したくない」と思っていることなのかもしれません。
2.感話のテーマ 「出遇い」
「遇」には、たまたまであう、思いがけずであう、思ってもみなかったことにであうという意味があります。単に人と人とがであうということではありません。「であっても出遇っていない」ということがあるのです。あなた自身の思いがけない「出遇い」、あなた自身を変えた「出遇い」、あなた自身に気づかされた「出遇い」について語ってください。
3.感話の目的 「自己を問う、自己と出遇う」
何を語ろうかと考えるところで、自分自身のこれまでの歩みについて改めて考えさせられるということが起こります。実際に語ることによってこれまで気づいていなかったことに気づいたり、感じたりすることがあります。語った後に、語ったことについて考えさせられることもあります。
聞く人は、感話する人の話と自分自身の体験を重ね合わせて自己を見つめ直すことになります。
4.感話のポイント
感話は、「よい話」ではありません。また、オチが必要なお話でもありません。抽象的な話にならないように、聞いている人にその時の情景が思い浮かぶような言葉で語りかけてください。話を作るのではありません。あるがままの自分の言葉を表現し、そしてまわりの人々に受け入れてもらったという体験が大事なのです。
感話は、話す人も聞く人も共に開かれていくいとなみです。
5.感話をするにあたって
クラス担当の先生と相談してみてください。いろいろと話し合う中で、本当に語りたいことが浮かび上がってくると思います。
6.感話後について
感話が終わったら、クラス担当の先生に原稿を提出してください。(誤字・脱字が無いか、確認してもらいましょう。)
提出された原稿は、本学が発行する『人身受け難し(感話・講話集)』に掲載されます。

座談について

1.座談とは
御命日勤行(ごめいにちごんぎよう)や大学報恩講(だいがくほうおんこう)で感話・講話を聞くと、思いがけない人の思いがけない話に驚いたり、心が大きく揺さぶられることがあります。その時の思いを感想文にして提出します。しかし、感想文の提出だけで終らせるのは何かもったいない気がします。その時の思いや気づきを誰かと分かち合いたいのです。
座談とは、感話や講話を聞き流して終わるのではなく、その時気づかされた大切なことをはっきり心の奥にとどめるために、感想文をひとつの素材として、クラス単位で行う語り合いです。
2.平等の出遇い
かたちの上では高校時代までのロングホームルームをイメージしてください。ただ、通常の講義のように教員が講義をするのではありません。基本的にその場は平座であり、教員も座談メンバーの一人という立場で語り合いに参加しながら対話を深め、学生と教員が共に建学の精神を尋ねていきます。
        「本学が志向する教育は、教える側と教えられる側とが、人生を共に生きる者として、平等に出会うことによってのみ
        成立する。」

(「本学の願い」より)

3.共感の場
「座談」とは、何らかの答え合わせする場ではなく、それぞれが自分自身の課題(問い)をハッキリさせていく場と考えてください。他者の言葉に触れて、自分自身の課題を見出す。しかも私の課題は、実は私一人の課題ではなく、「私たちの課題」でもあったということを発見し、うなずき合うのです。共感の場が開かれることが願われています。

大谷講堂晨朝(じんじょう)勤行について

本学では、毎朝、晨朝(じんじょう)勤行をお勤めしています。どなたでもご参加できます。ぜひお参り下さい。大谷講堂でお勤めします。なお、参加の際は、念珠を持参して下さい。

  1. 期日 大学開業日(土日祝日、夏季、冬季の事務室休業日以外)
  2. 時間 原則として8時40分~55分(変更の場合、大谷講堂の掲示板に掲示されます。)
  3. 内容 正信偈同朋奉讃式、感話
  4. 特別な勤行
    ①修正会
    一年の初めに荘厳を整え、身も心もひきしめ、仏恩報謝の思いをもって新しい年にのぞむ仏事です。
    ②御命日
    親鸞聖人の御命日(28日)のお勤めです。8時10分開始とします。勤行の後に法話があります。

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