九州大谷短期大学 大学紹介 人間の基礎-全学の集い
人間の基礎
・人間学(御命日勤行、報恩講、その他水曜日Ⅳ限目の営み)
・自己との出会い、社会との出会い
・人権論
本学は、仏教の精神、なかんずく親鸞聖人が浄土真宗の名をもって明らかにされた精神を教育の基本にしており、それは「本学の願い」として表現されています。
私たちのこれまでの学びは、近代の理性を大前提としてそれを基礎にして成り立ってきました。なるほどそれは神からの人間の自由でありました。しかし人間の理性がおちいる諸問題については見落とされたままで現代の混乱を迎えています。例えていえば、幼児のことを学んでいきながら幼児が見えなくなるとしたら、その学びは何なのでしょうか。
学びに関していえば、近代においては人間の精神を探求していく学びは「学」として成立していく過程で並列された幾多の教科目の一つとして位置づけられてきました。そのために各教科目が分化され複雑化されて、概念操作の檻の中で逆に人間が見えなくなってしまい、しかもその現実を問い直すことも出来なくなったという歴史的事実があります。人間を考えたはずの学問が抱えてしまった、人間そのものに対する鈍感さという不幸であります。
本来の学問は、この学問の不幸を克服しつつ、より人間を学ぶ学としてあらねばなりません。
本学における人間の学びは、現在開設されている幾多の教科目の中の一科目という位置にはありません。いわば各教科目の基礎にその根源として見いだされる精神、人間を学ぶ学びの基礎としての精神、つまり「人間の基礎」であります。従ってその精神は、本学共有の精神なのです。
そして、その精神を特に全学で具体的に確認するために、(1)「全学の集い」、(2)「自己との出会い、社会との出会い」と「人権論」が準備されています。
皆さんの積極的な参加を願います。
学びの基礎の全学的確認
(1)「全学の集い」(報恩講・御命日勤行)
(2)「自己との出会い、社会との出会い」
大学報恩講
宗祖親鸞聖人のご生涯は、人と生まれた意義と課題を明らかにされた歩みでありました。宗祖の没後、その教えに出遇った人々は、み仏のご恩、宗祖のご恩に応えるべく集いをもち、報恩講として、今日に至るまで津々浦々で催されているのです。本学においても、最も大切な行事です。
御命日勤行
宗祖親鸞聖人の御命日を縁として、毎月全学で御命日勤行を勤めています。私たちが生きる上で忘れてはならない「いのちの課題」を、み仏の教えに共に学び遇う「いのちの日」であります。
〈次第〉 時間:14:40~15:45 会場:大谷講堂
| 時 間 | 内 容 |
|---|---|
| 14:30~14:40 | 入場 |
| ①(黙念の時) | |
| ② 開会(総礼) | |
| 14:42 | ③ 讃歌 前期「三帰依」、後期「真宗宗歌」 |
| 14:45 |
④ 勤行 正信偈(同朋奉讃式) 宗祖親鸞聖人が著された「正信偈」は、み仏の願いに出遇い、わが身に気づき、生きる勇気と希望をうたった偈です。耳をすませ、一人になって唱和してみてください。 |
| 15:00 |
⑤ 感話 学生・教職員 学生および教職員の代表が「出遇い」をテーマに感話をします。 |
| 15:15 | ⑥ 逍遙歌 「新しかいのち」 |
| 15:20 |
⑦ 講話 教員 本学の教員が、「本学の願い」(人生の主体者となる/共に歴史と世界を生きる/問いを学ぶ)をテーマに講話をします。 |
| 15:40 | ⑧ 讃歌 大学歌「ひとつの道に」、「恩徳讃(おんどくさん)」 |
| 15:43 | ⑨ 閉会(総礼) |
| 15:50~16:10 |
各クラスで感想文 御命日勤行を通して感じたこと、考えたことを感想文としてまとめます。 |
大谷講堂晨朝(じんじょう)勤行について
本学では、毎朝、晨朝(じんじょう)勤行をお勤めしています。どなたでもご参加できます。ぜひお参り下さい。大谷講堂でお勤めします。なお、参加の際は、念珠を持参して下さい。
- 期日 大学開業日(土日祝日、夏季、冬季の事務室休業日以外)
- 時間 原則として8時40分~55分(変更の場合、大谷講堂の掲示板に掲示されます。)
- 内容 正信偈同朋奉讃式、和讃繰り読み(『九州大谷短期大学勤行集』)
- 特別な勤行
- ①修正会
- 一年の初めに荘厳を整え、身も心もひきしめ、仏恩報謝の思いをもって新しい年にのぞむ仏事です。
- ②御命日
- 親鸞聖人の御命日(28日)のお勤めです。8時35分開始とします。通常の内容に加えて、3分間の法話があります。
感話について ~話す人、聞く人がともに開かれていくいとなみとしての感話~
本学の建学の精神の確かめの場として御命日勤行があります。感話は、この御命日勤行の時間に行われる大切ないとなみです。私たちは、感話を通して、人間を学ぶという本学の教育理念を具体化していくのです。
- 1.感話とは
- 感話とは、自分の体験を通して、自分自身が感じたことを、出来るだけ素直な言葉で、みんなの前で語ること。誰でもない、自分自身のことを語るのです。それはもしかすると、普段は「あまり話したくない」と思っていることなのかもしれません。
- 2.感話のテーマ
-
「出遇い」
「遇」には、たまたまであう、思いがけずであう、思ってもみなかったことにであうという意味があります。単に人と人とがであうということではありません。「であっても出遇っていない」ということがあるのです。あなた自身の思いがけない「出遇い」、あなた自身を変えた「出遇い」、あなた自身に気づかされた「出遇い」について語ってください。 - 3.感話の目的
-
「自己を問う、自己と出遇う」
- 何を語ろうかと考えるところで、自分自身のこれまでの歩みについて改めて考えさせられるということが起こります。
- 実際に語ることによって改めて気づいたり、感じたりすることがあるでしょう。
- 語った後に、語ったことについて考えさせられるのです。
- 聞く人は、感話する人の話と自分自身の体験を重ね合わせて自己を見つめ直すことになります。
- 4.感話のポイント
- 感話は、「よい話」ではありません。また、オチが必要なお話でもありません。
- 抽象的な話にならないようにしてください。聞いている人にその時の情景が思い浮かぶように。
- 話を作るのではありません。あるがままの自分の言葉を受け入れてもらったという体験が大事なのです。感話は、話す人も聞く人もともに開かれていくいとなみです。
- 5.感話をするにあたって
- クラス担当の先生に相談してみてください。いろいろと話す中で、本当に語りたいことが浮かび上がってくると思います。
- 6.感話後について
- 原稿を提出してください。(誤字・脱字が無いか見直し、クラス担当者にも見てもらうこと) 提出された原稿は、本学が発行する『人身受け難し(感話・講話集)』に掲載されます。






